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ラクトフェリンに関するQ&A
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6. ラクトフェリンの安全性につて |
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Q6-1 |
ラクトフェリンの原料は牛乳ということですが、消費期限はありますか?また、保管する環境は、どういった状態が望ましいのですか? |
A6-1 |
タンパク質は精製するほど不安定になります。したがって、高純度ラクトフェリンは、普通の医薬品素材と比べ熱、湿度、光などに対する安定性が劣ります。消費期限は、冷暗所保存で2年以内と決めています。保管場所は冷暗所が望ましいのですが、直射日光を受けない室内であれば2年間は安定です。 |
Q6-2 |
BSE問題が心配です。安全管理について教えてください。 |
A6-2 |
BSEの病原体は、病牛であっても牛乳には分泌されないことが分かっています。また、BSE対策が徹底しているオセアニアから供給を受けて製造されているラクトフェリンは安全です。オーストラリアとニュージーランドの政府は、自国産の乳製品がBSEフリーであること保証した文書を発行しています。 |
Q6-3 |
健康補助食品とは書いてありますが、やはり副作用等が心配です。副作用はありますか? |
A6-3 |
牛乳アレルギーのある方は、ラクトフェリンを摂取するとアレルギー症状が出ることがあります。したがって、患者さんにお勧めになる場合、牛乳アレルギーの有無は確認してください。また、ヒトのインスリンを注射し続けた糖尿病患者は、ヒト・インスリンに対し抗体をつくるようになります。この例からも分かるように、ウシラクトフェリンを服用し続けると抗体がつくられます。しかし、つくられた抗体はIgGタイプで、アナフィラキシー・ショックを惹起するIgE抗体はつくられませんから不安はありません。 |
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